尼崎市立歴史博物館 第4回特別展 中世の港のにぎわい

尼崎市立歴史博物館

内容

中世の尼崎は、全国から集まる物資を京都などの大消費地に送る中継地として栄えていました。しかし、尼崎に大きな流通拠点があったことは、あまり知られていません。

 尼崎では奈良時代以降、海岸線の南進に伴い、神崎川河口部に新地(長洲、杭瀬、大物)が形成され、淀川水系で都とつながった諸港湾が誕生しました。なかでも、平安時代後期に港湾として発達した大物は平氏政権全盛期以降、中国(宋)との貿易品や国内の年貢などが行き交う物資流通の一大中継地であったと考えられています。

 今回の特別展では、輸入陶磁器や瀬戸内海を中心とした全国各地の土器等、港湾に関わる資料が発見された大物遺跡の出土資料とともに、同じく物資の集散地であった九州の博多や京都の遺跡から出土した輸入陶磁器等を交えて、中国(宋)、博多、尼崎、京都を結ぶ日宋貿易や、瀬戸内海を中心とした国内流通を支えた港と尼崎のつながりについて振り返ります。

 あわせて、中世の尼崎が現在と同じく交通の要衝として発展を遂げ、人々が行きかう活気あふれる歴史をもっていたことや、尼崎が豊富な文化財が現存する歴史豊かなまちであることを広く紹介します。

会期

令和6年10月1日(火曜日)から11月30日(土曜日)まで

場所

尼崎市立歴史博物館(尼崎市南城内10番地の2)3階企画展示室

開館時間

9:00~17:00 ※入館は16:30まで

休館日

月曜日

(ただし祝日の場合は開館し、直後の平日が休館)

料金

無料

講演会

日時令和6年10月13日(日曜日) 午後2時から4時まで
会場尼崎市立歴史博物館 3階 講座室
内容テーマ:富が動く、人が動く 中世流通の考古学
定員80人
申込10月5日(土)から電話・FAXで受付(先着順)
受講料無料

ギャラリートーク

日時令和6年10月6日(日曜日)、10月26日(土曜日)、11月10日(日曜日)、11月23日(土曜日/祝日)各日午後2時~3時まで
内容担当学芸員の展示解説。
会場尼崎市立歴史博物館 3階 企画展示室
定員20人
申込事前申込不要、当日直接会場へお越しください。(先着順)
参加費無料

ワークショップ ー人形劇ー

日時令和6年11月10日(日曜日)午後3時~4時まで
内容尼崎で生まれた名月姫と兵庫の港にまつわるふしぎな伝説を、うちわ型人形劇で紹介します。
会場尼崎市立歴史博物館 3階 講座室
定員20人
申込事前申込不要、当日直接会場へお越しください。(先着順)
参加費無料



問合せ

教育委員会事務局 社会教育部 歴史博物館
〒660-0825 兵庫県尼崎市南城内10番地の2
電話番号:06-6489-9801(文化財担当)
ファクス番号:06-6489-9800
メールアドレス:ama-rekihakubunka@city.amagasaki.hyogo.jp(文化財担当)

URL

https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/manabu/bunkazai_0/1032111/1037410/1038732.html


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