城下町ブログ

第5回 阪神尼崎センタープール前駐輪場発、尼崎ジョー行

尼崎市内にあるシェアサイクル「HELLO CYCLING」の各ステーション※から尼崎のランドマーク・尼崎城を目指して走りながら、尼崎の魅力とシェアサイクルの活用法を探るという本企画。今回は、「阪神尼崎センタープール前駐輪場」からのスタートです。
※2019年7月25日現在、ゴールとなる尼崎城を含め17か所あります。

チャリ奉行(以下「チ」)「そろそろ出発点の「阪神尼崎センタープール前駐輪場」に行かないと、アマガスキー2号さんがお待ちかねだと思います。」
アマガスキー(以下「ア」)「その前にどうしても競艇場の中の『丸久食堂』の焼きそばが食べたくて…」
高架下のローソン前で、自転車に乗ったアマガスキー2号さんを発見。
アマガスキー2号(以下「ア」)「あー、よかったぁ。明日と勘違いしたかとひやひやしてました。」
「お待たせして、申し訳ありません。」
「久しぶりの出演に、張り切りすぎて日を間違えたかと思いかけてました。」
「そんなに楽しみにしていただいて、光栄です。」
「おまけに、携帯忘れてきて、連絡取れないし。」
「なんで電話にでないのかなと不思議に思ってました。だいぶん浮足立ってますね(笑)」

◆尼崎チャリ奉行とは
尼崎市内でシェアサイクル「HELLO CYCLING」を運営する会社の中の人。7月から西宮チャリ奉行も兼務することとなり、多忙な日々を送っている。蓬川温泉みずきの湯で癒されたい。

 

#1 水明公園にて

「今日は、中国街道をたどって尼崎城まで行こうと思います。」
「おお、ゴールがお城ですし、ぴったりですね。参勤交代みたいです。」
尼崎センタープール前の駅から道意線を北上していきます。
「せっかくなんで、『金魚鉢』見ていきません?」
「水明公園ですね。城から遠ざかりますが、秘密のスポットもありますし、行ってみましょう。」
公園の北西部に阪神電車の国道線で活躍した71形電車、通称『金魚鉢』が鎮座しています。
「これ、なんで金魚鉢っていうんですか?」
「車体の大きさに比べて窓が大きいことから、そう呼ばれたんだったと思います。」
「窓の上端部がアールを描いていて、優美なデザインですね。」
「地球を44周したらしいです。すごいですね!」
「この向こうに、声が響く秘密のスポットがあるんですよ。」
「?????」
「真ん中に立ってしゃべってみると、びっくりしますよ。あ、あ、あ・・・」
「周りで見てると、なぜか公園でひとり大声を出してる人にしか見えません。」
「あ、あ、あ・・・これはすごいですね。めっちゃおもろいです。尼のストーンサークルと名付けましょう。」
「これ、市民からタレコミがあって、発見に至ったのですが、市の公園を管理してる部署に聞いても、なぜこういうものがあるのか、分からないそうです。」

#2 琴浦神社にて

最初っから寄り道をしてしまいましたが、中国街道に戻って、尼崎城を目指します。中国街道って、中国地方まで続いているのかと思ったら、大坂から西宮までで終わりだそうです。
「琴浦神社に寄っていきましょう。尼崎城は「琴浦城」とも呼ばれてましたので、関係があるのかもしれません。」
「解説をみてみましょう。『この神社は、みなもとのとおる公が祭神としてまつられています』だそうです。」
「みなもとのとおる!めっちゃ現代的な名前ですねえ。」
「「琴浦」というところからすると、昔はここが浜辺だったんかもしれません。ていうことは、競艇場も阪神電車もがっつり海の中ですね。」
「ここで塩水を汲んで、京都まで運ばせたとありますから、「ここが浜辺」説は正しそうです。にしても、ここから毎日塩水を運ばせるとは、なかなか横暴です。」
「おまけに、それで祭神としてまつられるというのもよく分かりません。」
「琴浦城とも関係はなさそうですね。」
「『尼崎市神社あんない』の説明もよく分かりません。ちょっと知り合いの宮司さんに言うときます。」
と言ってたら、この後、中国街道が右に折れるところでその宮司さんに出くわしてしまいました。
「あのホームページに載ってる琴浦神社の解説、よく分からないので、見直しておいてください。」
知り合いの宮司さん「い、いきなり何ですのん。話がさっぱり見えないんですけど・・・」
「シェアサイクルの活用法を探るため、今日はセンタープールから城に向かって・・・・(以下略)」

#3 珈琲屋COLUMBIAにて

「ところで、このところ、私の好きなグルメネタが少なくないですか?」
「そうですかね。前々回はカレーパンに行きましたよ。カレーパンは食べられませんでしたが。」
「それにしても、今日はむっちゃ暑いですね。いいお天気なんですが・・・」
「じゃ、ちょっと冷たいもん、飲みにいきましょう。」
「そうしましょう。熱中症になったら大変ですし。」
中国街道から外れて、やってきたのは三和本通商店街。アマガスキーさん、迷うことなくすたすた歩いて、1軒の喫茶店の前で立ち止まります。
「珈琲屋コロンビア。ええ雰囲気でしょ。ここでお茶していきましょう・・・どうも、こんにちわー!」
「おじゃまします。えっと、何にしようかな・・・」
「クリームソーダ、いいですね。私、クリームソーダお願いします!」
「レモンスカッシュ!」
「レスカですか。雰囲気が昭和だと、注文も昭和になりますね(笑)。」
「このレモンスカッシュ、ポッキーが刺さっているのがたまりませんねえ。」
「クリームソーダ、いつぶりですかね。久しぶりに飲んだ気がします。」
「いやあ、いいクールダウンになりました。」
「映える(ばえる)写真も撮れましたし、ばっちりっす!」

#4 日新天ぷら店にて

「そうそう。自転車と言えば、『日新天ぷら店』に寄らなければなりません。」
「なんでなんですか?」
「尼崎の自転車のマナーが悪いって報道を見て、これは何とかしなければと立ち上がられたんです。店の前を自転車に乗って通ったら注意されますよ。あ、あそこです。」
「顔はめパネルまでありますね。」
「『金のえびほこ』は、第11回メイドインアマガサキコンペでグランプリに選ばれました。尼崎を観光で盛り上げるためにも頑張っておられるんですよ。どうもこんにちは。」
日新てんぷらのTさん(以下「日」)「あ、こんにちは。今日は何してるんですか?」
「シェアサイクルに乗って尼崎を探検してるんですよ。ちょっと紹介させてもらっていいですか。この人がシェアサイクルをやってるチャリ奉行さんです。」
「どうもこんにちは。チャリ奉行です。商店街にもシェアサイクル置きたいなと思ってるんですよ」
「そんなん、なんぼでも場所あるで。」
「Tさん、商店街の副会長もされてるんですよ。」
「ぜひぜひ、よろしくお願いいたします。」
「でも、商店街は自転車乗ったらあかんで。」
「すんません。このササミチーズもらえます?」
「ほな、サービスしとくわ。2個目からは買うてな」

#5 尼崎城シャチホコ丸ポスト前にて

「はい。ということで、今回はちゃんと尼崎城に着きました!だいたい、なんで前回、城に行くのを勝手に省略してるんですか?」
「いやもう、誰も見てないし、いいかと思いまして。」
「今日は芝生広場、空いてますね。」
「ちょっと暑すぎるからでしょう。杭瀬のときは楽しかったですねえ。」
「今回は、このポストに注目してください。ポストの上に3分の1スケールの銀のシャチホコが乗ってるんですよ。」
「この、ポストにシャチホコを乗せようという発想がたまりません。ポストの形状的にも、シャチホコを乗せるのにはまったく向いてないですし。台座の形に、苦労の跡が感じられます。」
「シャチホコの3Dデータは、尼崎城のプラモ化を目指す「プラモ尼崎城」から提供してるんです。先日、シャチホコのみプラモデル化されたんですが、どこか取り扱ってくれる店を紹介してもらえませんかね。」
「いっぺん聞いてみます。」
「青空と、お城と、ポストという、はっきりした色の組合せがいいですねえ。」
「さあ、次回はどこから走りましょうかね?」
「次は真夏のロケになりそうですからねえ。阪神尼崎駅南口でどうでしょう?」
「歩いて3、4分の距離で、シェアサイクルを使う意味がほぼありませんが・・・。」
「とりあえず、次回もよろしくお願いします!」(第5回完)