城下町ブログ

第11回 尼崎スポーツの森発、尼崎ジョー行

尼崎市内にあるシェアサイクル「HELLO CYCLING」の各ステーション※から、尼崎のランドマーク・尼崎城を目指して走りつつ、まちの魅力とシェアサイクルの活用法を探るという本企画。第9回に武庫川駅自転車駐車場ステーションを出発し、尼崎城を目指しているはずなのに、2か月かかって城に近づくどころかむしろ遠くなるなど、まさに迷走中。今回はどんなことになるのやら・・・
※2020年1月25日現在、ゴールとなる尼崎城を含め20か所あります。

アマガスキー2号(以下「ア」)前回アマガスキーさんとお話ししていた例の某ブログを、私も第1日から読み直そうとしたのですが、辿りつけません。」
チャリ奉行(以下「チ」)「あー、それは大変です。コツを伝授するのが面倒なんでURLを送ります。」
「ありがとうございます。」
「しかし、15年分ありますから、大概ですよ。やめといた方がいいのでは?」
「大丈夫です。この年末年始にガンバリマス!」
「そもそも、私はアマガスキーさんに第1日から読み直してくださいと言ったのですが・・・」
「お忙しい方ですからねえ。」
「ちなみに、15年分の前にさらに3年分あるので、万が一読み終わったならURLを送ります。」

♦尼崎チャリ奉行とは
尼崎市内でシェアサイクル「HELLO CYCLING」を運営する会社の中の人。先日、30年程前にブレークしたハンバーガーチェーン「バーガーシティ」の最後の1軒を訪ねて、豊岡市まで行ってきた。

 

#1 尼崎スポーツの森にて

「トイレはこの右側の建物の中にあります。私も行きます。」
アマガスキー(以下「ア」)「ここ、スケートリンクなんですよね。実は入ったことがないんです。」
「なんと!尼崎と共に歩むことン十年、アマの生き字引・アマガスキーさんに死角があるとは?!」
「そこまでですか?」
「いや、これは失礼いたしました。でもね、ここはトイレ行っとくべきですよ。」
「なんですか。なんか怪しい匂いがしますね。」
「行ってみれば分かります。私も最初はびっくりしました。」
「えっ、ちょ、ちょっと、ここ、入っていいんですか?」
「だって、トイレ2階の奥なんですよ。」
「廊下かと思ったら、アイススケーターの皆さんがガチでストレッチしてますが・・・。」
「そこじゃなくて・・・いよいよこの扉を入ります。」
「わ。寒っ。なんとスケートリンクの2階じゃないですか。」
「そうです。で、このベランダを通り抜けて、やっとトイレに行けるんです。」
「ド平日の昼間にスケートをしてるだけあって、皆さんめっちゃうまいですね。」
「自由に滑ってて、ぶつからないんかと心配になりますが、そんな人は来てないんでしょう。」
「あの子、ジャンプした! あんなん、ホンマにできるんや。」
「見とれてるとトイレに行くのを忘れちゃいますね(笑)」

#2 武庫ノ台ゴルフコース前にて

なんとかトイレを済ませ、リンクに別れを告げて、シェアサイクルの「尼崎スポーツの森」ステーションに戻ってきました。
「いやあ、いいものを見せていただきました。」
「でしょ。テレビで見るのとは迫力が違いますよね。」
「ということで、そろそろ尼崎城に向かいましょう。日も傾いてきましたし。」
「尼っ子リンリン・ロード一本で阪神尼崎駅までいけますし。」
「その尼っ子リンリン・ロードなんですが、」
「はい。」
「実は何か所か難所があるんです。」
「・・・確かに、ありますね。大きな声では言えませんが。」
「まずはここです。武庫の台ゴルフコースの前にトラップがあります。」
「駅から来ると標識があるんですが、森から来るとサイクリングロードの入口が分からない所ですね。まあ、森から来る人は、森まで行くときに通っただろうから、分かってるはずということなんでしょう。」
「ここはこれくらいでいいですかね?」
「いや、えっ、尼ロック行かないんですか?」
「だって、遠回りというか、また戻ってこんとあかんやないですやん。」
「ほら、だから、船が通らん時は尼ロックを渡れるようにすればいいと思うんやけどなあ・・・」

#3 大道埠頭株式会社前にて

武庫ノ台ゴルフコース前から運河沿いを走り、であい橋を渡り、北堀キャナルベース前を通り、道意線を横切り、臨港線まで出てきました。
「さっきから気になってるんですが、このウッドデッキ調のサイクリングロード、補修が大変そうです。」
「かなりきっちり手入れされているんですが、どうしても凸凹ができてしまいますねえ。」
「段差につっこまないように注意しながら走るのでハンドルさばきが上達します。」
「それはともかく、ここも尼っ子リンリン・ロードをロストしやすいポイントです。」
「そうですそうです。初めて来たとき、『えっ?』ってなりました。茶色い舗装がなくなったところで横断歩道を渡り、大道埠頭の事業所内を通り抜けていくというのが正解なんですが、いきなり車道に放り出されるのできょろきょろしてしまいました。」
「微妙に運河寄りに、微妙に曲線を描きながら、茶色いペンキの帯が地面に延々と続いてるのがシュールです。」
「シュールついでに、上屋に書いてある「1号」「2号」も、「初号」「弐号」に書き換えたら一部の人がざわざわするんじゃないでしょうか。」
「あの中にナニは格納されていませんけど」
この後、国道43号をくぐり、蓬川を渡り、出屋敷駅をかすめ、寺町を突っ切って、尼崎市役所開明庁舎に到着。要所要所に尼っ子リンリン・ロードの標識が立っているのですが、ところどころで本来のルートとは違うところを走ったような気もします。

#4 旧開明小学校とはんしんまつりサテライト会場にて

尼崎市役所開明庁舎―旧開明小学校の校舎を使った庁舎で、閉庁時間の午後5時半まであと10分もありません。とりあえず旧校庭に自転車を止め、庁舎内に潜入すると、アマガスキー2号さんが長机を運び出している最中です。
「予告通り、お見舞いに伺いました。手ぶらですが。」
「わー!会いたかったですぅ~。今日はドタキャンしてすみませんでした。」
「体調不良と伺ったのに、肉体労働してて大丈夫ですか。」
「あさって11月3日は年に1回の虫干会(むしぼしえ)なんで、そんなこと言ってられません。」
「無理しないで下さいよ。この後、反省会をするんで、どうしても来たかったらご連絡ください。」
そう言って建物から出ようとしたのですが、既に午後5時半を回っていて、いくつもある出入口はどこも施錠されています。このまま廃校舎に閉じ込められてしまうのでは?と不安になりましたが、鍵を閉めて回っている警備員さんに出くわし、なんとか自転車を止めたのと反対側から出ることができました。
「さて。一応ゴールの尼崎城に行きますか。明日のはんしんまつりの設営も終わっているころでしょう。」
「律儀ですねえ。」
「3か月にわたってお届けしてきた大冒険の終着点ですからね。」
「大丈夫ですよ。ばれませんから鉛筆舐めて行ったことにしときましょう。」
「まあまあ。もうすぐそこですから。日も暮れちゃいましたが、フィニッシュしときましょ。」
明日、明後日はどうやらいいお天気に恵まれそうです。

#5 居酒屋やまちゃんにて

阪神尼崎駅南口ステーションに自転車を返し、いよいよ反省会です♪
「どこかいいところありますかねえ。」
「駅から近いところで、やまちゃん行ってみますか。」
アマスタアマセン向かいのセブンイレブンの横の路地を入っていった先に「居酒屋やまちゃん」があります。お昼の営業はされていないので、まったくノーチェックだったお店です。
「おお、アジもタコもありますね。地のものではないかもしれませんが。」
「尼崎リッキーなんてのもありますね。何か分かりませんが、せっかくなんでいってみましょう。」
「じゃ、尼崎リッキー二つ!」
「ところで、尼っ子リンリン・ロードの案内標識のことなんですが・・・」
「なんでしょう?」
「一番上にある、足形ともちょっと違う、「ガンピー」のシンボルのようなマークはなんなんでしょう?」
「豊岡市のスーパーマーケット・ガンピーですか!えらいものを出してきますねえ。5年ほど前に取材しましたけど、間違いなく全然関係ないっしょ。というか、そもそもそんなに似てないし。」
「いやいや。なんというか、縦棒と点という構成、ざらざらした風合いは同じですよ。」
「あの、今日せっかくなんでチャリ奉行さんにちょっとお伝えしときたいんですが、みんな電車に乗らない時代がもうそこまで来てると思うんですよ。」
「あと1行のところで爆弾投げ込みますね。それについては私も言いたいことがあるのでまた改めて…」
第9回から3回にわたってお届けしてきた登ジョー日記もこれでようやく完結。16キロの行程をのんびり2時間ほどかけて回りました。返却すれば駐輪料金もかからず、飲みに行っても飲酒運転せずに済む電動シェアサイクルをこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
(所要時間約60分(反省会を除く。))

【関連リンク】
1.チャリ奉行の愛車(チャリ)はシェアサイクル?!
株式会社阪神ステーションネット|レンタサイクル
2.今回のチャリ奉行登ジョー日記はここから。
尼崎スポーツの森ステーション
3.今回のチャリ奉行登ジョー日記はここまで。
尼崎駅南口ステーション