城下町ブログ

第11回 出場者


もう去年の12月の話なんか書くと鬼が泣き出しそうなんだけど、12月13日に「ちいきいと」というイベントが尼崎城を会場にして開催された。このイベント、公式サイトによると「神戸発、町の写真とトークでシノギを削る大喜利地域抗争」とある。なにやら物騒な紹介文だが、大丈夫。主催するのは尼崎市。生涯、学習!推進課というこちらも変わった名前の課名ではあるが、みんなの尼崎大学という学びのプロジェクトの事務局だ。

2010年に神戸市で生まれたこの企画に、なぜか「南部再生」編集部からも若狭が過去に3度参戦。尼崎市でも旧尼崎警察署や園田地区会館で、神戸市灘区や塩屋、新長田などの街好きとお手合わせをいただいてきた。私自身、神戸の兄さんたちとの対戦では飽き足らず、いつか尼崎でも独自のリーグが立ち上がらないかと今回初の企画が実現した。

まずはルールを説明しよう。異なる地域からそれぞれ3人の出場者が登壇。今回は「お城」をテーマにした8つのお題が設定され、出場者はそれらにあわせた自分の街の写真を撮影してくる。本番ではその写真をスクリーンに順番に写しながら解説していく、いわゆる写真を使った大喜利大会だ。お題には「一揆」「忍び」「大奥」など、そんなもん街の中にあるのか?という難題が用意されていたのだった。


尼崎城1階の特設会場は超満員。スクリーンの脇には園田、武庫之荘、立花の地域を背負った3人の出場者が控え、客席ではそれぞれの地域に声高にエールを送る即席応援団がイベントを盛り上げた。この日の出場者は、ローカルメディア尼崎旅(あまたび)編集部の東和樹さん(写真中央)、園田でコミュニティスペースhinataを運営する前口あかねさん(右)、そして我らが「南部再生」編集部からは大迫力さんの3人。観客席から妙なプレッシャーのかかるなか、彼らが選んだ写真をちょっとだけご紹介しよう。

「大名行列」というお題に3人が出した写真はこちら。




もう写真を見るだけでは何がなんだか。さっぱりわからない。まずは写真だけを見てざわめく会場に、1枚目から順番に出場者が解説を加えていく。競馬場パドックの写真は「そのだけいば」。たしかに馬に乗った人と手綱を持つ人などがいるところなど、大名行列のワンシーンのようだ。なるほど、園田やるなあなどと感心の声が会場からあがる。
2枚目は、水路にカワニナがずらりと並ぶ写真。こちらは武庫之荘の一風景。「これのどこが大名行列やねん」という会場からのヤジにもめげず、武庫地区ではこうしたホタルが飛ぶほどにきれいな水辺があることを熱烈アピール。そういう手もあるんか。
そして最後の1枚は立花から。商店街のはずれの道路に整然と並べられた駐輪禁止の看板のシュールな一枚。え、これのどこが?と思いきや「大名行列でも通るんかい!」と自らの写真にツッコむ、大迫さんの一言に会場の笑いは最高潮に。と、いった具合に8枚の写真をめぐる攻防が繰り広げられた2時間。

今回は、尼崎市北部の3地域から尼崎城に集結したわけだが、次は南部の出場者が北の園田競馬場(ジョー)などにお邪魔するのも面白そうやなあ、などと終了後の打ち上げではもう次の企画会議がすすむ盛り上がりよう。会場(ジョー)だけでなく、出場(ジョー)者もあわせて探していきたい。

ちいきいと本家サイト
ちいきいと紹介記事(大迫力さん)
尼崎旅(あまたび)レポート
みんなの尼崎大学プロモーションサイト