城下町ブログ

第2回:阪神杭瀬西第2駐輪場発、尼崎ジョー行

前回の第1回、最後の最後に出演のオファーをしたアマガスキーさんからの連絡が不意に来ました。

アマガスキー(以下「ア」)「尼崎チャリ奉行の登ジョー日記第1回、すごい反響ですよ!」
チャリ奉行(以下「チ」)「こんなふざけた文をお読みいただいたかと思うと、申し訳ない気持ちです。」
「なので、さっそく第2回は、杭瀬の市場でお昼ご飯を買っていって、お城で食べましょう。」
「(なんや、めっちゃノリノリやん)お、それいいですね~。」
「では、4月某日、現地集合ということで。」

◆尼崎チャリ奉行とは
尼崎市内でシェアサイクル「HELLO CYCLING」を運営する会社の中の人。最近、公的な場でも
「こちら、自転車ブログを書いてる方です」と紹介されることが増え困惑中。

#1 阪神杭瀬西第2駐輪場にて

あっという間にその日はやってきます。雲一つない青空の、絶好のサイクリング日和。自転車を借りに集合場所である駐輪場に行ってみると、アマガスキーさんの横に見知らぬ方が立っておられます。

初対面の方(以下「初」)「今日はどうぞよろしくお願いいたします。」
「はい。こちらこそよろしくお願いいたします。」
「実は、スポーツバー研究員さんが未出演のまま異動したので、誰か紹介してくださいと頼んだんです」
「スバラシイです。」
「いまちょうど、チャリ奉行さんの人となりを、面白おかしく説明していたところです。」
「私、尼崎が大好きなんですが、愛犬のコーギーが小型犬に認定されなかったため泣く泣く神崎川の対岸に住んでるんです」
「コーギーって、小型犬っぽいですよね」
「そうですよー。でも、鼻先から尻尾までの長さで判定されるので、胴の長さで中型犬なのです」
「で、尼好きなのに、尼崎に住めてないと」
「そこまでの愛があるのなら、『アマガスキー2号』の称号を差し上げましょう」
アマガスキー2号(以下「ア」)「ありがとうございます!」
「これ、これからはカラーで見ないとアだらけで意味分かんないっすね」
「また改名するかもしれませんから、しばらくこのままいきましょう。」

#2菓子問屋海南堂にて

早速、お昼ご飯を求めて市場を目指します。歩いても知れていますが、自転車だとさらに楽々。
「ここの唐揚げ、お気に入りなんですよ~」
「『つばさ』の唐揚げ、美味しいですよね~」
なんて言いながらゴキゲンに走り出したのですが、2号線を渡ったところで、
「ここを曲がると駄菓子屋さんがあるんですよ。寄っていきますか?」
「いいですね~」
といきなり寄り道。この気軽さも、やはり自転車ならでは。
「ここはひとり200円の予算で好きなものを買いましょう。」
「すごい品数!こんな駄菓子屋さん、今もあるんですね~」
「夕方には子供たちでいっぱいになりますよ。」
「わ、『ソフトグライダー』、懐かしっ! でも100円って意外にするもんですね。」
「城で飛ばしましょうか?」
「やりましょう。やりましょう。」
海南堂のご主人「プロペラが付いてるけど、1回飛ばしたらすぐ折れるんよ。」(注:そんなことない)
「まさかのネガティブ情報(笑)」
「この50円玉チョコレート。昔から気になってたんですが、30円が子供のころは出せなかったです。」
「私、こういうところ来ると、できるだけ品数を多く買おうとしちゃうんですよ。あ、200円超えてる!」

#3 寿司処与兵衛にて

駄菓子屋を出て市場に向かっていると、アマガスキーさんの口から驚愕の事実が告げられます。
「実は、木曜日、市場は休みの店が多いんですよ。」
「やばいじゃないですか! あ、だから発覚を遅らせるために寄り道してたんでしょう?」
「市場の中の通路、なかなか狭いですけど、自転車押して入っていいんですかね?」
「大丈夫ですよ~」
「確かに閉まってる店が多いですが、開いてる店もちらほらありますね」
「『与兵衛』さんやってますね。お昼、お寿司でどうでしょう?」
「賛成!異議なし!」
「注文してから握ってくれるんですよ。」
与兵衛の向かいでは、天ぷら(練り物)屋さんと豆腐屋さんも営業していて、非常に気になります。
「天ぷら買っていいですかね?」
「買いましょう。というか、待ってる間に食べましょう。あ、僕、このカラフルなやつ!」
「あの、豆腐に鰹節を付けて揚げたやつは今日はないんですか?」
かどや豆腐店さん「土佐あげね。今、揚げてるとこ。もうすぐできるよ!」
「じゃ、揚げたてもらいます。すみませんが、三つに切ってもらえますか?」
寿司処与兵衛さん「お箸とおしぼり、どうぞ!」
「えっ、あっ、もー、売り物のポン酢しょうゆかけちゃってるし、みんなで寄ってたかって・・・市場最高!」

#4大物食品にて

お寿司を買う間に、ちゃっかり天ぷら(練り物)と土佐あげをつまみ食い。木曜日で閉まっている店が多いくらいがちょうどよかったですね~なんて言いながら、市場を後にします。
「『玩具のデパート いちふく』、閉店してしまったんですが、あの外壁のヒーローを保存できませんかね」
「どこに保存するんですか?」
「尼崎城とか?」
「仮面ライダーとウルトラマンはわかるんですが、黄色いのはどなたでしょう?」
「さあ、よくわかりません。」(後日注:正解は、『トリプルファイター』。)
2号線に向かって斜めの道を走っていると、ここでまたアマガスキーさんから驚きの情報が提供されます。
「昔、この辺に牧場があったそうで、写真入りパネルが民家の軒先にあったのですが・・・」
「見当たりませんね。なくなったんでしょうか?」(参考:(http://www.amaken.jp/33/3306/))
やまやの裏から2号線に出て、しばらく2号線を走りますが、旧尼崎港線の廃線跡を越え、製麺所を過ぎた辺りで再び細い道に入っていきます。
「尼崎が誇るドーナツ屋に行きましょう。」
「私、集合場所に行く途中で前を通って、我慢できずに買い食いしそうになってました!」
「いやあ、めっちゃカラフルやし、種類も豊富やし。おまけに、1個70円?!」
「ドーナツ専門店にも、コンビニドーナツにも、負けませんよ~」
「とりあえず1個ずつ買って、城で食べましょう♪」

#5 尼崎城址公園芝生広場にて

「とりあえず、3月29日の尼崎城一般公開に合わせて出来たサイクルポートに自転車を返却します。利用料金は1時間1分で300円・・・うー、あと1分早ければ240円で済んだのに~」
「それはともかく、どこでお昼にしましょう?」
「日陰がいいですが、見事に日陰ないですねえ・・・」
「かろうじて木陰がありますが、根が張って地面はがたがただし、居住性いまいちっぽいです」
「あれっ?今日は、芝生広場にちびっこの姿がないですね。あ、そうか。今日は学校か」
「もうこうなったら、芝生の真ん中で、がんがん日焼けしちゃいましょう!」
「いいっすねえ。これ、ほんま、3人で芝生広場貸切ですよ(笑)」
さっそく、寿司を広げ、城を背景に記念撮影。青空と白壁と芝生との組合せはインスタ映えしそうです。
「ところで、突然ですが『#おしゃピク』って知ってます?」
「知らないです。」
「おしゃれなピクニックの略で、ぬいぐるみとかが一緒に写ってたりします。」
「ぬいぐるみ、食べられないじゃないですか!」
食後は、芝生に大の字になってごろごろしたり、ソフトグライダー飛ばし大会をしたり、駄菓子を並べて写真を撮ったり、通りかかったさんの上司の方と名刺交換したり。いつしか芝生で寛ぐ人も増えてきました。
「突然ですが、次回は趣向を変えて、尼崎城発ということで、よろしくお願いします。」
(第2回完)