下り酒の流通を支えた立役者 尼崎の「菰樽」の歴史を学び、文化をつなぐ技にふれる

尼崎市立歴史博物館

尼崎では、江戸時代から酒樽に巻く「菰(こも)」の菰縄づくりが発展してきました。現在でも、全国の日本酒メーカーで使われる印菰(しるしこも)のほとんどが尼崎で作られています。

本講座では尼崎の「菰樽」の歴史について学びます。

第一部では、菰の生産と流通、江戸時代を中心とした酒造りについて、江戸時代の歴史が専門の中村光夫さん(元尼崎市立地域研究史料館職員)にお話を伺います。

第二部では、菰樽造りの文化についてお話を伺いながら、職人の技を間近でご覧いただきます。ご登壇いただくのは明治三十三年から菰樽を作り続け、日本の伝統を今に受け継ぐ「株式会社岸本吉二商店」の皆さんです。江戸時代の下り酒の流通を支えた立役者、尼崎の「菰樽」についてあなたも学んで、ふれてみませんか?

講座名下り酒の流通を支えた立役者
尼崎の「菰樽」の歴史を学び、文化をつなぐ技にふれる
講師・ご案内人中村 光夫さま(元尼崎市立地域研究史料館職員)
岸本 敏裕さま(株式会社岸本吉二商店 代表取締役)
開催日時2022年2月1日(火) 14:00~16:20※延期となりました。
2022年3月8日(火) 14:00~16:20
参加費1,300円(お土産付) <消費税・傷害保険料含む> 
集合場所尼崎市立歴史博物館 3F講座室 
会場尼崎市立歴史博物館
当日の服装カジュアル
定員(最少/最大)15名 / 25名

 ご登壇者・ご案内人 

元尼崎市立地域研究史料館職員
中村 光夫さん

2020年3月まで、尼崎市の文書館施設である地域研究史料館に五十年近く勤務。尼崎地域の近世(江戸時代)史と古文書類の調査研究を主に担当。『尼崎市史』や『図説尼崎の歴史』の編纂に携わり、榎本利明氏の著書『菰樽ものがたり』を監修する。

株式会社岸本吉二商店 代表取締役 
岸本 敏裕さん

明治33年(西暦1900年)の創業以来、菰縄を作り続け、日本全国にある多くの蔵元の菰樽を提供している(株)岸本吉二商店の代表取締役。
現在では数少なくなった菰樽の製造元とてして、伝統を守りながら国内はもとより海外へもその文化を伝え続けている。

 当日のスケジュール 

14:00 集合尼崎市立歴史博物館3F講座室
(1)受付・ガイダンス
=第一部(座学)=
(2)「日本遺産とは」
 日本遺産の概要と、伊丹と灘五郷の日本遺産登録に至るまでの経緯について。
(3)「”酒樽に巻く菰”の生産と尼崎地域での酒造の歴史」
 尼崎地域における”菰”の生産と流通、江戸時代を中心とした酒造について伺います。
=第二部(体験)=
(4)岸本吉二商店の歴史や菰樽づくりの文化について
(5)「おとこむすび」にチャレンジ
 菰を巻く基本の結び方〝おとこむすび〟を学んだあと、各自で実践。
(6)荷造り職人「荷師」による菰を巻く実演
 職人さんの技を間近で見学します。
16:20 解散尼崎市立歴史博物館3F講座室にて解散

※スケジュールは、変更となる場合がございます。
※現地係員が対応します。


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