関学生が行く!尼崎の“おいしい”の裏側!vol.4

阪急塚口駅から徒歩5分の場所に位置する「たこまる塚口」さん!!関西学院大学の栗田ゼミの学生が行く「#尼崎食堂」の番外編第4弾にして、初となる阪急沿線のお店。阪急さんには毎朝毎夕お世話になっている!?現役関学生が取材してきました。

一見、このお店……営業しているのか?と疑いたくなるような雰囲気が漂う「たこまる」。
わずかな店内の光を頼りに恐る恐る店内へ…。入ると、そこはレトロでまるで喫茶店のような空間。


今回の記事では、そんな「たこまる」にあなたも行ってみたくなる!?ここだけのお店の裏側5つをお伝えしちゃいます!

夜で顔が見えにくい…、「たこまる」大将の大原さんとゼミ生の私たち!「たこまる塚口」の前で

その1.店内にはこだわりのインテリア

先述したように、「たこまる塚口」さんの店内は、まるでおしゃれな喫茶店のよう。美容院にあるようなスタイリングチェアや理髪店の料金表、ジャズのポスターといったレトロで可愛いものでいっぱいです。
これらは、たこまるの大将でレトロなもの好きの大原さんが集めたものなのだそう。レトロブームの今、インスタでよく見かけるようなおしゃれな内装に、ついつい写真を撮る手が止まりませんでした!理髪店で使われていたものをあえてたこ焼き屋さんで使っているのが素敵です!

その2.たこ焼き屋の大将になったきっかけは、ある一言?!

たこまるの大将・大原さんは友達とシェアハウスをするために尼崎に引越ししてきました。アルバイト先は、偶然シェアハウスの近くにあったたこ焼き屋さん。

ではなぜ、バイトのスタッフだった大原さんが今や大将をするまでになったのでしょうか。


なんとそれは……当時の大将が店を辞めることを知った大原さんが「俺、引き継ぎます」と言ったから!


その一言をきっかけに大学を退学し、専攻していたマーケティングをどう生かせるかを考えながら、実際のお店の経営の勉強を始めました。そしてそのまま今の「たこまる」に至ります。

なかなかそんな思い切ったこと言えませんよね……。大学も退学してしまうなんて、すごい決断!

取材の様子

その3.大将大原さんが尼崎で店を続ける理由

大原さん:「仕事を始めて15年。右肩上がりで来ていましたが、コロナの影響でグッと落ちた時はどうしようかと思いました。」

そんなときに助けられるのは、常連さんの「買って行くわ」の一言だそう。

大原さん:「酔っ払いの方とお酒を飲むのが楽しいんです。
気軽に立ち寄れるお店、気軽に話せるお客さん、これが尼崎に店を持つ魅力です。

別にたこ焼きが好きってわけではなかったんですよ。
正直しんどいと思うことも、向いていないなと思うこともあります。でも、ここまで続けてこれたのは『面白い』から。
やっぱりお客さんとコミュニケーションをとって、しょうもない話で笑っている時、一体感を感じ、面白いと思うんですよね。

満席でどうしようもない状況を回すのが面白い。楽しい。
居酒屋を経営している人はもう中毒ですよね、きっと。」

大原さんが尼崎でお店を続け、尼崎に店舗を増やしているのには、そんな理由があったとは……。

満席の居酒屋ってとんでもない忙しさだと思うのですが、それが楽しいというのは確かに中毒に近いのかもしれないですね。

出典:「たこまる」Instagramアカウント(@takomaru_ama)より

その4.コロナ禍で新しく始めた○○が大人気?!

大原さん:「コロナ禍になって新しく始めたものもあります。
たこ焼き屋ということもありテイクアウトは元々やっていましたが、ウーバーイーツもはじめました。


あとはyoutubeとTik Tokアカウントの開設です。アルバイトのスタッフに任せているのですが、外国人の方にたこ焼きを作っている動画を見てもらえたり、バイトの「あるある」を撮った動画も好評だったり。」

確かにたこまるさんのアカウントの投稿は、どれもお店のスタッフの皆さんの仲の良さがよく伝わってきて、楽しそう!お店に行ってみたい!と思わせられるようなものばかりでした。

「たこまる」さんのInstagramアカウントはこちら
「たこまる」さんのTik tokアカウントはこちら

たこまるではたらくスタッフの方々。もしかしたらSNSに出演されているかも!?

その5.おすすめメニューはバイトのスタッフ考案?!

アルバイトのスタッフと距離が近い大原さん。

何か面白いたこ焼きをつくりたいと考えていたとき、アルバイトの足立くんが、たこ焼きの中に入っているネギとショウガ、紅ショウガをもう一度上からかけたたこ焼きを提案してくれました。

現在そのメニューは『足立スペシャル』と名付けられ、オススメ商品になっているんだとか。

出典:「たこまる」Instagramアカウント(@takomaru_ama)より

その6.最後に、、、、たこ焼きの魅力って?

大原さんにたこ焼きの魅力について聞くと…、
「ないっちゃない!!!!!

たこ焼きはすごくニッチな存在です。あまり食べないからこそよくたこ焼きについて考えています。

人にとってたこ焼きとはどのような存在なのか?どのような距離感なのか?

人によってたこ焼きの位置付けが全く違うからこそ難しくて、面白い。」

魅力が「ないっちゃない」なんて、最後になんじゃそれー!とずっこけそうになりましたが、たこ焼きに決まった魅力が無いからこそ、人によって「たこ焼き」という食べ物の存在価値が違っていて面白い、ということでしょうか。
ん~!深いです!

出典:「たこまる」Instagramアカウント(@takomaru_ama)より

終わりに

以上、たこまるの裏話5つをご紹介しましたが、そんな裏側を知ったあなたは、きっとお店に行ってみたくなること間違いなし!
ぜひ「たこまる」へ行ってみてくださいね。

Information

たこまる 塚口店

住所: 兵庫県尼崎市塚口本町2-1-1-101
営業時間:日~木:17:00~25:00(LO24:30)、金土:17:00~26:00(LO25:30)
問合せ:06-7501-5494
アクセス:阪急塚口駅から徒歩5分
URL:https://bar.takomaru.com/branch/

文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室

私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。

詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website

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