看板メニューの尼チャンと泥チャン

天遊といえば看板メニューの尼チャン!
たくさんの野菜とアツアツのあんが絡んだ麺にほんのりニンニクが効いた絶品!
キクラゲのコリコリ感がアクセントになって最後まで飽きない一品でした。
単品でもしっかり満足できるボリューム感ですが、なんとプラス250円で炒飯小が付けられます。
もう一つの看板メニュー、泥チャンは尼チャンにふわふわ卵とすりおろしニンニクにラー油がかかった、
ピリ辛でパンチのある一品でした。
泥チャンは当初、ニンニク好きの店主の賄いだったそう。
店主の奥様は「昼間からニンニク食べる人おらんやろ!」と思っていたそうですが、今では大人気メニューです。
店内はお昼休憩の会社員の方や、カップル、学生など幅広い層の方が来店されていました。
そんな天遊の尼チャンと泥チャンですが、泥ってなんのことかご存知ですか?
泥とは中華料理業界の言葉で「すりおろす」という意味だそう!
天遊の泥とは、すりおろしニンニクのことを表しています。
「尼と泥で似せてるだけやと思ったやろ?でも実はちゃんと意味があるんやで!」と笑顔で話してくださいました。
壁と天井に飾られた大量のサイン

「中華料理 天遊」に入店して驚いたのは、サインの多さでした!
壁だけではなく、天井までびっしりとサインで埋め尽くされていました。
そのサインの多くには四桁の数字が書かれていますが、何の数字か分かりますか?
この数字、実はボートレーサーの方の登録番号でした!
お店の近くには尼崎競艇場がありますが、兵庫県や大阪府だけではなく福岡県など遠方で活躍されるレーサーの方達のサインで溢れていました。
天遊の美味しさの虜になったレーサーの方が天遊をボートレース界に広めてくれているようです。
28年の愛

ご夫婦で営まれている「中華料理 天遊」は今年の夏で28年になります。
お二人とも緊張している私たちに優しく話しかけてくださり、とても楽しい時間を過ごすことができました。
中でも店主の奥様の「いらっしゃいませ」や「いつもありがとうございます」などの言葉が
店内に常に響いていて、とても気持ちよかったです!
店主は60代になり、「カウントダウンが始まっているからあと何年できるか」と笑いながら話されていましたが、
お客さんが来てくれる限り頑張れる、色々な人に来て欲しいと話されていました。
最近ではTikTokなどのSNSが一気に広がり、若い人たちが動画を見て来てくれると喜ばれていました!
みなさんもぜひ「中華料理 天遊」に来たら、SNSで拡散お願いします!
Information
中華料理 天遊
住所 :尼崎市東難波町5丁目8-19
営業時間:11:30~20:00(ラストオーダー15分前)、平日close time15時(ラストオーダー15分前)~16:30、 定休日:月曜・第3火曜
TEL:06-6423-8773
アクセス:阪神本線尼崎駅から北西に徒歩10分
文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室

私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。
詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website