「沖縄の出汁文化をじっくり味わう」

「うちなぁまぁと ぐそぅ」では、沖縄の家庭で親しまれてきた多彩な料理が楽しめます。
なかでも今回、私たちは特に人気の「沖縄そば」と「ソーキそば」をいただきました。
どちらも見た目は似ていますが、使われているお肉に違いがあります。
沖縄そばには三枚肉(豚バラ肉)が使われており、脂の甘みととろけるような口当たり、そして程よい歯ごたえが楽しめます。
一方のソーキそばは、ソーキ(豚のスペアリブ)がどんと乗り、じっくり煮込まれた骨付き肉がほろほろとほぐれてスープにしっかりとした旨みが溶け出しています。
スープは豚骨・昆布・カツオの三種から取った出汁で、深みのある味わいが魅力。
じゅーしー(沖縄風炊き込みご飯)と小鉢がついたセットで1000円というリーズナブルさも嬉しいポイント。
関西や関東とは異なる、沖縄ならではの出汁の味わいを季節を問わず堪能できます。
「五感で感じる小さな沖縄空間」


店内に一歩足を踏み入れると、まるで沖縄に来たかのような雰囲気が広がります。
天井から吊るされたオリオンビールの提灯や、色とりどりの琉球ガラス、
沖縄の焼き物を使った器が目を引き、五感で“沖縄”を感じられます。
三味線の音色や琉球ソングが店内を包み、大衆居酒屋の懐かしさと沖縄らしさが合わさった空間です。
ぜひ、泡盛片手に素敵な時間を満喫してください!
定番のオリオンビールや種類豊富な泡盛は、料理との相性抜群です。
「『ニガテ』と思う人こそ、食べてみてほしい」

「うちなぁまぁと ぐそぅ」には、昼も夜もさまざまなお客さんが訪れます。
週末には家族連れの姿もあり、平日は会社員や主婦など、
異なる年代の方たちが気軽に立ち寄り、充実した時間を過ごされています。
10代から80代まで、幅広い層に親しまれているということからも、
料理のおいしさはもちろん、居心地の良さが伝わってきます。
どんなに忙しい状況でも、一皿一皿を丁寧に仕上げることを大切にしているのも、このお店の魅力のひとつ。
沖縄料理は“好き嫌いが分かれる”とも言われますが、
店主は「ニガテと思っている人こそ、ぜひ来てほしい」と語ります。
その真っすぐな想いは料理にも表れていて、
初めて沖縄料理に触れる人にとっても、きっと発見があります。
料理を通じて、沖縄の魅力がゆっくり、けれど確かに広がっている――そんなお店です。
Information
うちなぁまぁと ぐそぅ くいせ本店
住所 :兵庫県尼崎市杭瀬本町3-3-53
営業時間:昼 11:00~13:30 夜 17:00~23:30 月曜日は定休日
TEL:070-8349‐6013
アクセス:阪神電車杭瀬駅から徒歩5分
Instagram:https://www.instagram.com/ucinaa_maato_gusou_kuisehonten?igsh=MWUyNHozeWN3a251cg%3D%3D&utm_source=qr
文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室

私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。
詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website