NEW OPEN!三和本通商店街「珈琲屋コロンビア」

阪神尼崎の三和本通商店街にある、創業60年の喫茶店「珈琲屋コロンビア」は、昭和レトロな喫茶店の雰囲気をそのまま残し、2025年10月にリニューアルオープンしました。地域のみなさんの憩いの場である「珈琲屋コロンビア」の新たな魅力に迫ります。

創業60年の喫茶店がリニューアルオープン

外観

阪神尼崎の三和商店街にある「珈琲屋コロンビア」さんが

10月にリニューアルオープンされたということで取材に伺いました。

創業60年のこちらのお店は

2024年4月に公開された映画「あまろっく」のロケ地にも選ばれたレトロな純喫茶です。

なにやら、珈琲のことだけでなく、旅行や不動産の相談まで気軽に尋ねられるんだとか。

今回は喫茶店という枠組みにとらわれず、伝統を守り、挑戦を続けるこの店にお話を伺いました。

オーナー山口さんがお店を引き継いだ理由とは

オーナーの山口さん

新しいオーナーの山口さんは、元々ジャパンコーヒーフェスティバルと関わる珈琲店で勤務していました。

その後鳥取のイベントへ参加した際、「イベント以外でも、価値提供したい」という気持ちが高まったそうです。

そこで、新たに週に一回店を間借りさせてもらって、珈琲を振る舞っていたところに、

三和本通商店街の関係者に出会い、お店を継ぐことになったそう。

「珈琲は、作るのも見るのも好き。そして喫茶店という場所は、老若男女様々な人が来ることできる。」

そう語る山口さんの熱い想いが珈琲や料理に反映し、

多種多様なバックグラウンドを持ったお客さんを呼び込んでいるように感じました。

枠にとらわれない、令和の時代の「喫茶店の価値」

オーナーさんは喫茶店を「人と人が自然に繋がれる場所」であると位置づけています。

お酒が入らないことによって、大人と子ども、異業種の人が気軽に話せる、学びやコミュニケーションの場。

悩みを持っている人が気兼ねなく相談でき、様々な情報が発展していく場。

そんな、単なる「喫茶店」の枠組みを超えた場として提供されています。

自家焙煎豆をサイフォン式で抽出

昔ながらの、テーブルや店の細部の装飾までこだわった純喫茶は今から作ろうと思うと、莫大な資金が必要になります。

また、歴が入ったテーブルのアンティークな雰囲気を醸し出すには、長い年月が必要となってきます。

そのような喫茶店の空間に対して、今の自分たちが出来ることは「残す」ということ。

そのためには、商店街全体を盛り上げていく、発信地になることが重要であると考えているそうです。

その取り組みの一環として、自分で珈琲を淹れることができる「体験型コーヒー」や

地元の大学生にメニューを作って売りに来てもらう取り組みを行っています。

若い世代へとアプローチを広げることで、普段あまり商店街に訪れない層にも

商店街自体をもっと身近に感じてもらいたいという強い想いが伝わってきました。

おすすめメニューのご紹介!

コロンビアオムライス 

(ランチ:サラダ・ドリンク付き 980円、グランドメニュー:サラダ・ドリンク付き 1,180円)

「お店の名前だけでも覚えてもらいたい」という想いから、生み出した商品だそう。

昔ながらのチキンライスで、ノスタルジーを感じさせるオムライス。

ケチャップで書かれた「コロンビア」という文字は、お店のレトロな雰囲気とピッタリ。

コロンビアオムライス

●彩りパフェ ¥1,500

ふんだんにフルーツを使った贅沢パフェ。中身もぎっしり入っているのに、甘すぎないアイスとクリームが軽やかな食べ心地になっています。

特に、味変の「珈琲シロップ」が珈琲の香りとほどよい甘さで、パフェと相性抜群!

最後まで飽きない、品のあるパフェが食べたい方はぜひ注文してみて下さい。

彩りパフェ

●フルーツサンド(季節によってフルーツは変更)単品¥1,000 ドリンクセット¥1,400

前オーナーの時から親しまれてきた、色とりどりのフルーツサンドもこの店の看板メニューだそうです。

昭和から続く、純喫茶ならではの贅沢なフルーツをぜひ堪能しみてください。

フルーツサンド

●季節のフルーツモーニング(季節によってフルーツは変更・無くなり次第終了) ¥850

ドリンクやサラダまでついた商品で、朝から健康になってもらおうという想いが反映された一品になっています。

一度に色々な種類のフルーツを摂取することができるので、普段フルーツを食べない方や、一人暮らしの方はぜひ注文してみて下さい。

他にもモーニングメニューとして、ドリンク代+0~200円の豊富なトーストメニューが盛り沢山用意されていました。

また、珈琲を淹れているところを間近で見られるカウンター席もあるので

ぜひ一度座ってみてください。

今後の目標

今後の目標として、「この店をこの地に、100年は残しておきたい。」という想いを語る山口さん。

そのためには、タイミングを見極めて、この店を志のある方に継いでいきたいといった願いがあるそうです。

前オーナーから引き継いだ、枠にとらわれないコミュニケーションの場である珈琲屋コロンビア。

この店を残しながら目的のために様々なことにチャレンジしていく、「伝統と挑戦」が織りなすレトロ空間で

ゆったりとした時間を過ごすのはいかがでしょうか。

Information

珈琲屋 コロンビア

住所:尼崎市建屋町117 (三和本通商店街内)

営業時間:08:00-21:00 不定休  

(モーニング 08:00-11:00 ランチ 11:00-15:00)

TEL:080-3203-4553

URL :珈琲屋 コロンビア(@coffee_columbia_amagasaki) • Instagram写真と動画

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