尼崎の伝統野菜「尼いも」を使ったお土産はいかがですか?

尼崎の伝統野菜「尼いも」。今回は、あまがさき観光案内所で購入できる尼いもを使ったお土産をご紹介!収穫された尼いもを奉納する「尼芋奉納祭」の様子もレポートしておりますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

江戸時代から昭和初期まで尼崎で栽培していたさつまいもを「尼いも」と呼んでおり、一度姿を消しました。
紆余曲折があり、市民ボランティアの力を借りて、尼いもは復活し、今なお栽培されています。

▼尼いもの歴史と復活までの紆余曲折はこちらをチェック!
https://kansai-tourism-amagasaki.jp/pickup/4214/

今年も収穫の時期を迎え、ありがたいことに、「尼いもを使った尼崎のお土産ってないの?」というお問合せを沢山いただいております。

今回はあまがさき観光案内所で販売している「尼崎の伝統野菜 尼いも」を使ったお土産をご紹介します。

「尼の雫」(あまのしずく)


味のクセが少なく、糖度が低い尼いも。焼酎づくりに適していることから、芋焼酎の原料へ活用されています。

その名も「尼の雫」。


一般流通していない幻の尼いもを100%使用しているという大変贅沢な焼酎で、旨味を残すため、最小限度の濾過しかしないという製法へのこだわりも。


飲んだ時の口当たりがまろやかで、味わい深いと評判です。別売りで贈答用箱(税込130円)もあるので、プレゼントにも◎


完売することもあるほどの人気商品なので、購入を考えておられる方はお早めに!

  • 金額(税込):1,570円 ※別売:贈答用箱(税込)130円
  • 販売元:尼崎酒販協同組合  製造者:八木酒造株式会社
  • 内容量:720㎖

尼いものつるの炊いたん

普通なら捨ててしまう芋のつる。これを「もったいない!」というなんとも関西らしい気持ちから、佃煮となったのがこちらの商品。

お味は、ノーマル・かつおまぶし・ピリ辛・山椒の4種類。

どのお味も、食欲の秋に、ご飯が止まらない味付けとなっております。

商品名の「炊いたん」という言葉がめっちゃ関西弁で、おばあちゃんのパッケージデザインにも温かみを感じますね。

  • 金額(税込):540円
  • 販売元:製造者:株式会社小倉屋居内  企画・販売:尼藷の特産品開発協議会
  • 内容量:150g
  • 賞味期限:4ヶ月

尼の雫・尼いものつるの炊いたんは、あまがさき観光案内所で販売中!

阪神尼崎駅北側のあまがさき観光案内所では、尼いもを使ったお土産以外にも、尼崎で愛されている名物や、尼崎の「すご技」を応用したお土産を沢山ご用意しております。お近くに来られた際はぜひお立ち寄りください!

お土産 | あまがさき観光局【公式】 (kansai-tourism-amagasaki.jp)

所在地〒660-0884 尼崎市神田中通1-4 中央公園内
営業時間09:00〜17:00
休日年末年始(12月29日から1月2日)
お問い合わせTEL 06-6409-4634
FAX 06-6409-4638
E-mail info@ama-t.or.jp

「尼芋奉納祭」にも行ってきました!

ちなみにこの尼いも、収穫したお芋を神様にお供えするお祭が毎年貴布禰神社で行われ、地元で親しまれています。

普段はお目にかかれない一般流通しない尼いも。尼いもを使った商品をPRしているものとして、是非この目で見てみたい!ということで、貴布禰神社で行われている「尼芋奉納祭」にお邪魔してきました!

神事では、”尼いも”の絶滅から復活までの歴史と“尼いも”の末永い繁栄について、祝詞を奉上。
関係者が神様に榊の奉納をしていきますが…最後の奉納は、三和市場のガサキングαだったのが、なんとも尼崎らしいです!

祭事のあとには、尼いもをつかった逸品もふるまわれました!

イベント当日は祭事のあとに、尼いもを使った逸品をふるまうブースが設けられ、多くの参加者で賑わいます。

今年(2021年)は、育成調理師専門学校の尼いもを使ったパウンドケーキやデニッシュの販売、貴布禰敬神婦人会の尼いもごはんやサーターアンダギーなどの販売、尼いもを使った和菓子が食べられるお茶席など、尼いもづくしの1日でした。



育成調理師専門学校のブースの様子
尼いもを使った和菓子

ちなみに…尼いもを食べていた当時、食べたことある方々から尼いもの感想を聞くと、「とにかく甘かった」という思い出もあれば、「鉛筆みたいに細かった」という思い出もあり、どっちなんだろう…とずっともやもやしており、今回、参加者全員に尼いもの焼き芋の振る舞いがあると聞いて、「ついに真相がわかる!」と楽しみにしていました。

…念願の尼いもの味は、鳴門金時のような濃厚な甘みではなく、素朴なさつまいもの味。

当時の尼いもは高級品だったので、大きいものは売りに出され、売り物にならない「くず芋」と呼ばれる細い芋が子どものおやつだったことから、感想が二分にわかれているようです。

ついに長年の疑問が解決。

余談ですが、宮司が着ている神事衣装は、尼崎市出身の染色アーティストさんが、尼いもの皮を染料にして染めています。
渋い緑がかったグレー色は、落ち着きを感じる上品な色ですね。

いかがだったでしょうか…

尼いもは、お芋自体の収穫数が少ないため、たくさんの種類の商品化はできないですが、復活を試み、今も栽培を続ける尼崎の方々の熱い思いがこもったお芋になっています。

尼崎の観光の土産話とおともに、尼いもをつかったお土産をぜひご賞味ください!

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