女性がひとりでも入りやすいラーメン屋
「五合橋線沿いのひと際目を引くお洒落な外観のラーメン屋」というと思い当たる方も多いかもしれません。「女性が1人でも入りやすいお店」をコンセプトにしたラーメン店“ayairo”さんです。
まずは外観の青いレンガとかわいい暖簾が目を引きます。中に入ると、白とベージュを基調とした店内で、落ち着きがありまるでカフェのよう。卓上にはヘアゴムがあり、エプロンのサービスもあるなど、随所に細やかな気遣いが嬉しいポイントです。
なんとレンゲにもこだわりが。麺をすすれない女性のために少し大きめに作っているそうです。飲み物もお水でなく冷緑茶というのが嬉しいところ。
メニューは「毎日食べたくなるようなラーメン」をコンセプトにして作られています。
看板メニューの玉子醤油そばは、近江黒鶏の中抜きと胴ガラをたっぷりと使用し、約6時間かけ丁寧にスープを抽出したもの。あっさりとしつつも旨味のあるスープは、「全部飲み干せる!」と口コミでも大人気。味変に添えられたライムで後半はサッパリといただけます♪麺は喉越しの良いしっかりした麺でチャーシューは2種類のっています。
女性に人気の特製塩そばは、醤油そばのスープをベースに、ベトナム産カンホアのお塩、沖縄のシママースなど、数種類の塩が使われています。魚介出汁が効いていて、味に奥深さと複雑さがあります。こちらもライムとあおさの味変があり、最後までおいしくいただけます。
“とにかく人を笑顔にしたい!”
店長さんは大学を卒業後、有名ラーメン店に就職し、5年間の海外勤務などを経験しました。その後、「とにかく人を笑顔にしたい!」という強い思いのもと、個人のお店を経営することを決めたそうです。
開店当初は、大手ラーメン店の社員だった頃とは違う難しさを痛感する日々だったとか。それでも、「責任は大きいけど、成功と失敗(try and error)をなん度も経験して成長しつづけられるところが魅力」だと語ります。創業前は資金調達とデザインがとても大変だったそう。ただ、2022年1月にオープンすると、コロナの影響もなくお客さんが思いの外来てくれたといいます。
「周りの人に恵まれている」と話す店長さん。日々お客さんも含め周りの人のありがたみやあたたかさを感じているそうです。
今後は、「従業員、仲間を増やすことが目標」だそうで、店舗の拡大も予定しているそう。
今一番大切にしていることは、「健康」だそうです。おいしいラーメンの研究のため、毎日ラーメンを食べるからこそ、健康にはとても気を遣っているそうです。
顔出しはNGとのことでお写真は撮れなかったのですが、とても優しく気さくな方なのでぜひ直接会いに行ってみてください♪
女性のために様々なこだわりをされている「ayairo」さん。一人でも、もちろんお連れ様とでも♪やさしい味と雰囲気を楽しみに、ぜひ足を運んでみてください。
Information
ayairo
住所 :尼崎市名神町1丁目10-3 フォーラムアート五合橋 101
営業時間:11:00~14:30 17:00~21:00
定休日:月曜夜、火曜
アクセス:阪急塚口駅から徒歩15分
Instagram:@ayairo.ramen
文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室
私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。
詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website