劇作家、ミュージシャン、放送作家、ラジオパーソナリティ、小説家など、多方面に活躍した中島らもは、1952年、尼崎市に生まれました。
本展では彼の没後20年にあたり、自筆原稿や口述筆記原稿に加え、彼が暮らした当時の尼崎の街並みの写真パネルといったさまざまな資料から多彩な活動の一端を振り返り、「文筆家」としてのらもを地元・尼崎とともに紹介します。
開催概要
会期 令和6年12月7日(土)~令和7年1月19日(日)
午前10時~午後5時(土・日・祝日は午後6時まで)
休日 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(2024年12月30日(月)~2025年1月3日(金))
料金 入場無料
会場 開明rooms(尼崎市開明町2-1-1 尼崎市開明庁舎1階)
主催 一般社団法人あまがさき観光局
共催 尼崎市
協力 中島らも事務所
制作 合同会社eitoeiko
出品作品 自筆原稿と口述筆記原稿を展示
『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』
1989年集英社刊。1987年3月6日から1988年12月30日にかけて朝日新聞社播但サービス紙「A+1」に連載されたテキストを再構成した本作品では、尼崎市の自宅から通っていた中高から大学生までのエピソードを中心に語られています。
『西方冗土~カンサイ帝国の栄光と衰退~』
1991年飛鳥新社刊。1994年集英社文庫化。様々な媒体に掲載したエッセイをまとめた本作品の、書き下ろしと思われる冒頭部分の原稿を展示。変更前の見出しタイトルに線が引かれ、「はじめに」と修正されています。笑いのあるエピソードを中心にしながら、冒頭では関西論に対する決意が書かれています。
『ロバに耳打ち』
2003年双葉社刊。2005年双葉社文庫化。2013年講談社文庫化。2001年3月から2002年6月にかけて株式会社賃貸住宅ニュース社発行の「CHINTAI」近畿版に連載されたテキストを再構成した本作品では、尼崎での幼少時代の思い出から近況までを軽妙な文体で語っています。
その他、『ガダラの豚』(1993年)、絶筆となった『ロカ』(2005年)など代表作品から原稿を蔵出し公開する予定です。
【展示内容についてのお問合せ先】
eitoeiko (03-6873-3830 ei@eitoeiko.com)
関連事業
尼崎市立中央図書館(尼崎市北城内27)では、2024年12月13日から2025年1月19日の期間、中島らもの関連図書コーナーを設置します。
※開館スケジュールは図書館に準じます