関学生が行く!尼崎の“おいしい”の裏側!vol.9

関西学院大学 栗田ゼミの学生が行く「#尼崎食堂」の番外編第9弾!今回紹介するお店はJR立花駅から徒歩10分ほどの距離にある『カナキッチン』さん。一歩足を踏み入れれば懐かしい昭和の風景が広がる店内。ゼミ生も個人的に通うその魅力とは!?元製菓学校講師の店主によるこだわりの食事とお酒も含めご紹介します!

昭和レトロで「エモい」!

立花商店街を抜け、一本筋を曲がったところにある「カナキッチン」さん。

初めて行く人にはちょっと見つけづらいかもしれませんが、それも自分と常連さんだけが知っている秘密基地のような感じがして、ドキドキが高まります。

思い切って扉を開けると、まず出迎えてくれるのはたくさんのレコードたち。

出迎えてくれるレコード

私のお気に入りは明菜ちゃんとラムのラブソングなので、よくリクエストしてかけてもらいます。

あなたのお気に入りもきっと見つかるはず!


他にも、クッピーラムネやブタメンなどの駄菓子に、サクラクレパスなどなつかしいものたちが並び、店内にはレトロでエモ~い雰囲気が漂っています。さながら、昭和時代にタイムスリップしてきたよう。

こだわりの詰まった昭和レトロな内装にワクワク!


なんとこのカナキッチン、店主の金生さんがご自身でDIYされ、内装もこだわり抜いて出来上がったんだそうです!
手作業で出来上がったお店だからこそ感じられる温かさがありますね。

お客さんとの繋がり

金生さんは、お客様とのコミュニケーションを何よりも大切にされています。

初めて来店したお客様について、名前、その人に関する細かい情報や、話した内容まで、ノートにメモをして絶対に忘れません!

だから、次に来店したときに「そういえば、あれはどうなりましたか?」や、「日本酒お好きでしたよね、今日も少し変わったものを置いていますよ!」という風に声をかけてもらえます。すると、「ああ、覚えてもらえているんだ!」と嬉しく思って、ついまた通ってしまうんです。

お店の方へのインタビューの様子


また、カナキッチンには来店したお客様が名刺を置くことが出来るボードがあります。そこから話が広がって、初対面で年齢も違うお客様と話が弾むこともしばしば。


お客様同士での交流が盛んなこともカナキッチンの魅力の一つです!

常連さんがゼミ生に気さくに話しかけてくれました

季節ごとに楽しめる料理

掲示されたメニューは季節ごとにちょっとずつラインナップが変わっていきます。

共通しているのは、ぜんぶオススメであること!(笑)


そんな中でも一年中食べられるおすすめは「ポテトサラダ」。

お酒に合うようにややしっかりめの味付けになっていて、アクセントに散らされたピンクペッパーがふわっと香ったりして、お箸を運ぶ手が止まりません。

ビールにも、チューハイにも、日本酒にもぴったりなのでお酒を飲む手も止まりません。

絶対に味わってほしいポテトサラダ(290円)


他のおすすめは、「電鍋料理」。

電鍋、ってご存じですか?台湾では一家に一台ある料理家電だそうですが、日本で目にすることは稀です。

「煮る・蒸す・炊く」と三役もこなしてくれるので、こちらもメニューは季節替わり。

これから寒くなる季節にもぴったりのお料理ばかりなので、お店に行かれた際は是非召し上がってくださいね。

日本では珍しい電鍋

セルフ立呑みスタイル

尼崎市内に立ち飲み屋はいくつもありますが、「ドリンクセルフ立呑み」というスタイルは珍しいのではないでしょうか?(椅子も何脚かありますのでご安心ください!)


日本酒も、焼酎も、生ビールも、チューハイも、ソフトドリンクも。金生さんに一声かけてから、自分で注いで席までもっていきます。


おひとりでお店を回している、ということもありますが、初めてご来店されたお客様が戸惑っていると、常連さんが手伝って教える、ということがよくあります。この形式にすることで、コミュニケーションの場になっているんです!


そうそう、日本酒と焼酎もちょっとずつ変わっていきます。行くたびに選ぶ楽しみがありますね!

セルフドリンクコーナー
毎回5分ぐらい前をうろうろしてしまう日本酒メニュー(一例)

スイーツが絶品!

カナキッチンにくるお客様は、それまでお酒を楽しんでいたとしても、ほとんど100%の確率でデザートを頼むといいます。


実は金生さんの前職は、製菓学校の先生。お菓子のプロが手掛けるスイーツはどれも絶品!


今まで食べたことのあるものでいうと、抹茶のテリーヌ、バスクチーズケーキ、カヌレ、生チョコレートなどなど。思い出しただけで、よだれが出てしまいそう。Instagramで他のお客様が投稿されているデザートが変わっていると、また行きたい!と思ってしまいます。

スイーツの一例(生チョコレート)


ここで耳寄りな情報をひとつ!

カヌレやバスクチーズケーキは、予約をすればお昼でも購入することができるんです!

「よ~いドン!」でも紹介されて購入困難になっていましたが、最近販売が再開されたとのこと。

近くに寄った際はぜひ、自分のおやつや誰かへの手土産としてご賞味ください!

持ち帰りのバスクチーズケーキ(1,700円)

最後に

今回は、”カナキッチン”さんの魅力についてご紹介させていただきました。


昭和の香り漂う店内で、製菓のプロが手掛けるお料理とお酒を楽しめるカナキッチンへ足を運んでみてください!

Information

カナキッチン

住所: 兵庫県尼崎市立花町2-7-27
営業時間:16時-23時(ラストオーダー22:30)
定休日:日曜・第一月曜定休日
TEL:06-6409-4990
アクセス:JR立花駅から徒歩10分
URL:https://www.instagram.com/so1ro_gram/

文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室

私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。

詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website

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