関学生が行く!尼崎の“おいしい”の裏側!vol.15

尼崎市営バス(45番)の武庫元町停留所から徒歩5分。阪急武庫之荘エリアにあり、家族連れで週末は賑わう西武庫公園のすぐそばにお店を構える『三代目 たっちゃん』。オリジナルのお好み焼き・鉄板焼き・旨いもん焼きのお店です。店主は韓国出身の趙さん。母国愛溢れるこだわりを伺いました。

味に妥協を許さない

たっちゃん玉(おこのみ1210円、モダン1430円)

このお店のメインのお好み焼きは、これでもかというほど大量のネギがトッピングされ、インパクト大!
真ん中には生卵が乗っていて、食べる前から食欲をそそられます。

トッピングに圧倒されがちですが、お好み焼きはとにかく具沢山で、こだわりの豚肉やイカがたっぷり。

一口食べると口の中で卵がとろけ、存在感抜群のネギとともにたっぷりの具の旨みが口いっぱいに広がります。


まぜそばも絶妙の一言で、特にお米の焦げ具合が何とも言えないくらいにおいしいです!

歯ごたえ抜群のホルモンは、ピリ辛の漬けダレがたっぷりで、重すぎないけれどしっかりした味付けで箸が進みます。

箸がつぎつぎ進むホルモン

母国である韓国の魅力を伝えたい

このお店の店長の趙さんは韓国出身。

母国韓国の魅力を伝えたいという思いから、お店のお料理の味付けは韓国風なんだそう。

また、”たっちゃん”にしかできないこととして、お料理にはすべて自家製のタレが使用されています。


より多くの韓国料理を提供したいという想いから、定期的にメニューも更新。

なんとレシピは基本、趙さんのオリジナル。小さいころから料理をすることが好きで、その延長で、料理を創作することも得意なのだそうです。

お客様も、従業員も、自分自身も幸せに

そんな素敵な趙さんの昔からのコンセプトは、「お客様も、従業員も、自分自身も幸せに」。

現在でこそ店内に韓国を感じさせる雰囲気が漂っていますが、開店当初は、世間からの在日韓国人に対するイメージの影響もあり、”韓国らしさ”は封印していたそうです。

しかし、数年前からマイノリティを認めてもらえる風潮を感じ、思い切って“韓国らしさ”を全面に押し出すことにしました。

その時の勇気が今の趙さんの笑顔につながっているのだなぁと感じました。


店中に母国愛があふれるお店で、ぜひおいしいお料理を味わって幸せを感じてみてください。

店主の趙さんと

Information

三代目たっちゃん

住所 :兵庫県尼崎市武庫元町2丁目16-10日の出ビル1階
営業時間:11:00~14:00、17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:火曜日
TEL:06-6437-1440
アクセス:阪急神戸線『武庫之荘駅』北口より尼崎市営バス45番に乗車して『武庫元町』停留所より西方向へ徒歩5分

文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室

私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。

詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website

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