天遊 ~関学生が行く!尼崎の“おいしい”の裏側!vol.22~

関西学院大学栗田ゼミの学生が行く「#尼崎食堂」番外編!今回は、阪神尼崎駅より徒歩8分。絶品!街中華のお店「天遊」です。関西学院大学の栗田ゼミの学生さんが、「天遊」店主の濱田さんにお話を伺い、尼崎の“おいしい”の裏側に迫ってくれました!

名物は“泥チャン”

泥チャン

天遊の名物は「泥チャン」。尼崎チャンポンの上に卵と特製のトッピングが乗ったものです。泥チャンのこだわりを店主濱田さんに聞くと、「スープとトッピング」とのこたえが返ってきました。

スープは、常に前日から手間ひまかけて仕込んだもの。トッピングは、すりおろしたニンニクに自家製辣油を合わせたものと唐辛子、そして”追い”辣油。特にニンニク辣油をたっぷりと乗せることで「辛味を味わってほしい」と濱田さんは話します。

コクのあるスープとピリッと辛いトッピング、ふわふわでマイルドな卵の相性は抜群!さすがは名物、箸が止まらないおいしさでした。

もちろん定番の”尼チャン”も人気

“尼チャン”には誕生秘話があるそうです。テレビ局から取材を受けた際のディレクターとの会話がきっかけで生まれたんだとか。「尼チャン」は「泥チャン」と並んでよく頼まれるメニューだそうです。

職人技の鍋さばき

厨房での濱田さんは職人そのもの。麺のゆであがりは「持った時の重さ」なんだとか。鮮やかな手際と高速の鍋さばきはまさに職人技でした。

濱田さんは、40年ほど前(20歳のころ)ふと入った中華料理店の紹介で広東料理店で修業をすることになりました。修業を始めると、初めて触れた広東語と広東料理の世界に魅了されたといいます。本格的に中華料理を学び、天遊を開店したのは1997年8月、30代半ばのことでした。「修業は厳しかったが、今の礎になっている」とも話す濱田さん。確かな腕の裏側にある努力の日々を垣間見ることができました。

お店の外観

“あったかい”街の中華料理屋

天遊は、夫婦で切り盛りされているお店です。

奥さんは「お客さんに笑顔で帰っていただきたいと思って仕事をしている」「大衆中華だから『まいど』『おおきに』など気持ちの良い接客を心がけている」と話されていました。その言葉通り、いつもニコニコ店に立つ奥さんは、お店の雰囲気をパッと明るくする名人。奥さんの顔を見に来るお客さんもいるんだそうです。

「『おいしかったよ』とお客さんがにこっとしてくれると幸せ」と話す奧さん、そして「10人が10人おいしいと言ってくれたら最高!」と話す濱田さん。ご夫婦は、お客さんの「おいしい」の笑顔を見るため、そして「誰もが印象に残るお店」を目指して、今後も営業を続けていくと話します。

“あったかい”街の中華料理屋「天遊」へ、是非一度足を運んでみてください!

店主の濱田さん


Information

天遊

住所 :尼崎市東難波町5-8-19
TEL:06-6481-2216
営業時間:11:00~20:30(平日は15:30~16:00 close)
定休日:月
アクセス:阪神尼崎駅から徒歩8分

文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室

私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。

詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website

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