尼崎運河に行こう!

尼ロック(尼崎閘門)や国内シェアトップの企業が集まる「尼崎運河」。尼崎市臨海地域の大工場の間を縫うように、現在も物資や製品の運搬を行っています。海から神戸や芦屋も一望できちゃう運河クルーズに参加させていただきました!

尼崎運河探検クルーズ予約受付中!
実施期間:2023年7月1日(土)~9月30日(土)

詳しくはこちら▼

1 尼崎運河とは

尼崎運河は、尼崎市の南部、臨海地域に位置します。

尼崎市ホームページより引用(https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/tosi_seibi/kaihatuproject/1005144/index.html)

長   さ:6.9km(北堀・中堀・東堀・西堀・南堀の5つの運河を合わせた長さ)
  幅  :30~40m
水   深:2~6m
運河域全長:12.4km(3つの河川(蓬川、庄下川、旧左門殿川)を合わせた長さ)

運河の周辺には、電力・石油・鉄鋼などの重化学工業の工場が立ち並んでおり、尼崎運河を利用した貨物船の出入りが現在も盛んです。

運が良ければ、貨物船から工場へ荷物を積み下ろすために、岸壁に設置されたクレーンを使って搬出入する様子が見られることもあるんですよ!

2 尼崎運河の楽しみ方

現在も物資の運搬に使われる生きた運河の「尼崎運河」ですが、近年は、水運という用途以外の活用方法が注目を集めています。

① パドルボート

パドルボートとは、サーフボードとカヤックを合わせたようなもので、「SUP(Stand up Paddleの略)」とも言われます。
尼崎運河では、毎年4月から10月の毎月2回、中学生以上対象の「初心者SUP体験会」が開催されています!

② 工場夜景も!

 国内生産トップシェアを誇り、阪神工業地帯を担う国内有数の生産拠点として盛況だった工場群が、現在では工場萌えのスポットとして人気!陸地からだと見えない部分も運河からならこの通り!

③ 尼ロック

 昭和29年に建築された尼崎閘門(愛称:尼ロック)。閘門とは、水位の異なる水面で前後の2つの水門を交互に開閉することにより、潮位の高い海水が運河内に流れることを防ぎながら船が航行できるようにした水門(船のエレベーター)のこと。
 尼崎閘門は、かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチが考案したと言われるパナマ運河式(両開き式)が使われており、閘門の大きさは日本一なんですよ!

3 尼崎運河を船上体験!


今回は、「(株)尼漁開発 武庫川渡船」様ご協力のもと、特別に船に乗って水上から体験してきました!

観光局スタッフで参加してきました。
(株)尼漁開発 武庫川渡船は、武庫川一文字などへ釣り人を運ぶチャーター船を出す会社。

船に乗り込み、まずは運河を目指して外海へ出ます。
遠くには、六甲山に抱かれた神戸や芦屋の街が!

尼崎にあるアジア太平洋地域最大の物流施設「ESRディストリビューションセンター」を通り過ぎて…

到着しました尼ロック(尼崎閘門(こうもん))。

海水を出し入れして運河と外海の水面の高さを調整する様子が間近で見られました!

船に乗り込み、まずは運河を目指して外海へ出ます。
遠くには、六甲山に抱かれた神戸や芦屋の街が!

尼崎にあるアジア太平洋地域最大の物流施設「ESRディストリビューションセンター」を通り過ぎて…

到着しました尼ロック(尼崎閘門(こうもん))。

海水を出し入れして運河と外海の水面の高さを調整する様子が間近で見られました!

いよいよ尼崎運河内に突入!
尼崎運河に隣接し、その道では国内・世界のトップシェアを占める数々の企業をご紹介します!

神鋼銅線工業㈱・・・橋梁ケーブルシェア国内4割を占め、明石海峡大橋のケーブルもこちらの製品。また、あべのハルカスや東京スカイツリーのエレベーターケーブルもこちらの会社の製品です!
日鉄ステンレス鋼管㈱・・・プラントの配管、自動車のマフラーなどステンレス鋼管の国内トップシェア。
日油㈱・・・天然の油脂から脂肪酸とグリセリンを製造。グループ会社の㈱ジュアンビューティは、みんなが知ってるスキンケア商品のOEM生産も行う会社です。
㈱大阪ソーダ・・・苛性ソーダの製造を行っています。
㈱大阪チタニウムテクノロジーズ・・・日本初のスポンジチタン製造工業化に成功した会社です。
日本製鉄㈱・・・シームレスパイプの世界シェア3割を占めています。

尼崎運河の魅力がお伝え出来ましたでしょうか?

普段間近で見ることのない大きな工場や水門に、ドキドキしました。

尼崎と聞くと、工業地域のイメージを持っておられる方も多いと思いますが、尼崎運河の存在は地元でもあまり知られていません。

今はまだパッケージツアーはありませんが、今後もしかすると尼崎運河ツアーを開催できるかも?!

その日をどうぞお楽しみに!

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