本市には現在、29軒の銭湯や入浴施設があります。
これは全国的に見ると高い銭湯密度(市町村の面積当たりの銭湯の数)で、兵庫県下では断然トップです。
しかし昭和50年代には、現在の5倍以上、最大で167軒もの銭湯がありました。
高度経済成長期は、今ほど住環境が整っているわけではなかったため、人々が日々の汗を流す場所が、市内に多数存在する銭湯だったのです。
詳しい場所は、ページ最下の地図をご確認くださいね。
震災以降は銭湯が減少
尼崎浴場組合第3支部の支部長で蓬莱湯(道意町2丁目)の代表である稲さんにお話を聞くと、尼崎の銭湯は阪神淡路大震災後に大幅に減少したようです。
震災からの復興時、新しく建つアパートは風呂付きが一般的になったことが、利用者数の大幅な減少につながりました。
また、震災による設備の破損や老朽化、後継者不足も原因の一つだそうです。
銭湯文化を継続するために
利用者数が減少している現状を打破しようと市内の銭湯はさまざまな取り組みをしています。
令和4(2022)年10月〜5(2023)年2月、兵庫県公衆浴場業生活衛生同業組合が実施した県内の銭湯めぐり企画、その名も「大オフンロ巡り」に本市の銭湯も多数参加しました。
▼詳しくは
兵庫県公衆浴場業生活衛生同業組合の公式サイト『兵庫銭湯物語』(外部リンク)
県内の銭湯をスタンプラリーで楽しく巡りコンプリ―トを目指すもので、銭湯を娯楽として楽しむ人が増えていることから、市外からも多くの人々が本市の銭湯を訪れました。
また、冬至の季節はゆず湯を、端午の節句にはしょうぶ湯をと、季節に合わせお湯の変更を行う銭湯もあります。
さあ、あなたも銭湯へ
今日はいつもと気分を変えて、お近くの銭湯へ行ってみませんか?
常連さんたちの何気ない会話を聞きながら、いつもより大きな湯船にざぶんと浸かると、体はぽかぽか何だか心もスッキリするかもしれませんよ♨