“オシャレ”と“かわいい”をもっと身近に
JR塚口駅西口を出てすぐ左に曲がると、エメラルドグリーンにショッキングピンクが映える小さなお店があります。
お店に入ると、まるでアメリカに迷い込んだかのようなガーリーで華やかな内装とかわいらしいカップケーキやクッキーたちが出迎えてくれます。
「アメリカの日常がコンセプトです」そう語ってくださったのは、尼崎市東塚口町にある『Patty Cakes Cafe』さんのオーナー黒石さんです。
黒石さんは以前から、『Patty Cakes pastry shop』というテイクアウト専門のお店にてカップケーキを販売しており、2023年の春に新しくこのカフェもオープンされました。
お店の雰囲気にも表れているように、黒石さんはアメリカの文化が大好き!これは旦那さんの影響だそうです。
旦那さんは、同じく尼崎市内に『JACK’S PIZZA & BURGERS』(ハンバーガ一百名店なんだとか!)というお店を経営されているそう。
ご夫婦ともにアメリカや欧米の文化が好きなんだそうです。
黒石さんが自分のお店を持つときにカップケーキを選ばれたのは、日本にはまだカップケーキを日常的に食べる習慣がなく、そういった文化を日本でも広めていきたい、という思いがあったからだそうです。
「食後のおやつ」から「大切な日のギフト」まで、決して敷居の高いものではなく、日常的に親しんで食べてもらえるようなカップケーキ文化を広めていくことを心掛けていると笑顔で話してくれました。
いずれは東京などでポップアップをひらく事も目指されており、お客様の「ありがとう」と「笑顔」を原動力に日々お仕事に励んでいるそうです。
カップケーキにかける熱い思い
どこからシャッターをきっても絵になる、そんな“映え”なお店で販売されている数々のかわいらしいカップケーキたち!
なかでも黒石さんがオススメするのは、「PATTY CAKES」(550円)と「RED VELVET」(490円)だそうです。
「PATTY CAKES」(写真中央ピンクと青のケーキ)はこのお店のイメージカラ一の二色が展開されていて、バニラ味のカップケーキと上のバタークリームが満足感抜群です。
また「RED VELVET」(写真中央上部、星のトッピングケーキ)は、ココア味の生地にチーズのクリームがのっている海外では定番のものだそうです。
日本人の味覚に合わせた味付けで、さっぱり食べやすい!
このようなかわいらしく手の込んだ商品は、パティシエさん達と考案しているそうです。
また、カラースプレーや、上のトッピングなどは海外から取り寄せたものを使用されており、そこにもこだわりをもって作られていました。
海外のような人々の多様さ
黒石さんに尼崎の印象をたずねると、「はじめに引っ越してきた時は少し怖い街のイメージがありましたが、今はいろんな人がいて面白い街だと思います。」とおっしゃっていました。
尼崎には県外から来る人や、単身赴任で来る人など、様々なバックグラウンドがある人が集まっていて、それが多国籍国家であるアメリカの様々な人種が入り乱れる空気感に似ていると感じるそうです。
そんな尼崎に今はとても親しみを感じていると仰っていた黒石さんの絶品カップケーキを是非一度お試しあれ。
Information
PATTY CAKES CAFE
住所 :尼崎市東塚口町1-13-10 プリエールJR塚口駅前1F
営業時間:11:00~20:00(LO.19:30)
定休日:月曜日
アクセス:JR塚口駅徒歩1分
Instagram:@patty_cakes_cafe
文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室
私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。
詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website