JR立花駅「Dining&Bar PRIMAVERA」~関学生が行く!尼崎の“おいしい”の裏側!~

JR「立花」駅から徒歩3分の「Dining&Bar PRIMAVERA」。赤は情熱、黒は知性、その二色が静かに交わる空間で、紳士と淑女がグラスを傾けます。店主・永吉さんが大切にしているのは、一期一会の出会いと人との繋がり。彩り豊かな料理と上質な酒、心地よい時間を求めて、今夜も誰かが扉をたたきます。

「PRIMAVERA」に込めた想い

生まれ育った尼崎に、自らの店を構えた永吉さん。

店内には、大好きなイタリア車の模型やエンブレムが数多く並びます。

そんな背景があり、店名をイタリア語にしようと決められました。

悩んだ末に選んだのは、「娘」という意味を含む「primavera」。

店を構えた年に娘さんが誕生したことが、その名の決め手だったそうです。

さらに、イタリアのサッカーリーグ「セリエA」では、下部組織のことをそう呼ぶことから

トップ昇格を目指し日々鍛錬を重ねる若手選手たちの姿に自身を重ねました。

「PRIMAVERA」という店名には、永吉さんの「独立」や「挑戦」への想いが込められています。

赤と黒の灯

店内は「情熱」を意味する赤、と「知性」を意味する黒で統一され、

静かで優美な空間が広がります。

愛車もこの配色にするほど、2つの色をこよなく愛している永吉さん。


賑やかで華やかな立花の夜とは対照的に、「PRIMAVERA」の灯は静かに輝き、人々をそっと引き寄せます。

ゆっくりと料理やお酒を楽しむ場所として、二軒目・三軒目に選ぶ人が多く、

幅広い年代の紳士や淑女がこの空間に集います。

看板メニューは「原木生ハム」

店舗外観

「料理はすべて独学」だという永吉さん。

メニュー表には50種類を超える料理がずらりと並び、

イタリア料理に中華、サンドウィッチまでジャンルは幅広く、メニューを見るだけでも心が躍ります。

なかでも、最も人気なのが「原木生ハム」です。

原木はカウンターに堂々と構え、圧倒的な存在感があります。

香り高く、味わい深いその生ハムは多くのお客さんが注文する看板メニューなんだとか。


また「あんかけちゃんぽん」も人気メニューのひとつで、

大きなエビが目を引き、海鮮の出汁がしっかり効いた、ボリューム満点の一杯です。

尼崎商工会議所が運営する「チーム・尼崎あんかけチャンポン」にも加盟しており、多くの人に親しまれています。


さらにお酒のラインナップも豊富。

この辺りではなかなかお目にかかれないレアなウイスキーや、数百種類にも及ぶカクテルが揃います。

料理とともにいただけば、より一層深い夜が味わうことができるんです。

モノを売るというより、自分を売る。

永吉さんが何よりも大切にしているのは、人と人との繋がりです。


比較的高価なメニューが多い「PRIMAVERA」ですが、永吉さんはあえてその価格を設定しています。

「一度来てもらったら、また来てもられる自信がある」と語る永吉さん。

その言葉通り、中には140回以上も利用している常連客もいるそうです。

「モノを売るというより、自分を売る。」

永吉さんの人柄と空気感がつくる店には、他にはない特別な居心地がある。

イベント出店は趣味

永吉さんは、何年間も平日は夜遅くまで営業し、週末はイベントに出店するという生活を続けています。

数々のイベントに出店するのは、「店の名前を広めたいから」「お客さんを増やしたいから」という理由ではなく、

「色んな人に会うのが楽しみだから」だそうです。

お客さんはもちろん、尼崎の商工会に所属する他の飲食店経営者と顔を合わせるのも楽しみのひとつ。

共に飲食店を営む戦友と過ごす時間がとても心地よく、

永吉さんにとって、イベントは「商いの場」ではなく「出会いの場」なんです。

さいごに

「料理やお酒が売れる売れない」ではなく、お客さんとの一期一会、共に過ごす時間を大切にしたいと語る永吉さん。

今後の展望は「細く長く、体が許す限り」やり続けることだそうです。

夜な夜な紳士と淑女に愛される、優美で洗礼された空間「Dining&Bar PRIMAVERA」。

JR立花駅近辺にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

Information

Dining & Bar PRIMAVERA

住所:尼崎市立花町1-7-17 ハミングマンション1F

営業時間:火~木・日:祝日: 17:00~翌3:00、金・土:祝前日: 17:00~翌5:00

  定休日:月曜日

TEL:06-4950-0647

アクセス:JR立花駅から徒歩3分

URL: https://PRIMAVERA.owst.jp/」

文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室

私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。

詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website

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