「変わらぬ味、変わらぬ想い」

阪神武庫川駅から徒歩8分、オシャレな看板が目を引くこのお店は「Dining RinRin!」さん。

「Dining RinRin!」という店名は、オーナーであるひろこさんの愛称「ひろりん」から生まれました。

友人たちに呼ばれるうちに「りんりん」へと変化し、店名に採用。

さらに、凛とした強さとお客さんとの輪を大切にしたいという思いが込められています。

ご飯だけでも、お酒だけでも、ふらっと自転車で「りんりん」と立ち寄れる気軽さも、

名前のイメージにぴったりです。

開業のきっかけは地元への帰郷

尼崎生まれのひろこさんは結婚を機に地元へ戻ったあと、以前の職場での働き方に違和感を覚えます。

「それなら自分でやってみよう」と思い立ち、飲食の経験が少ないまま開業を決意。

そんな「Dining RinRin!」も今年の８月で１０周年。

右も左も分からないスタートでしたが、地元の友人やお客さんに支えられ、

少しずつお店の形ができていきました。

個性あふれる料理

店の一番人気は、スパイスが香るキーマカレーピザ。

ピザの上にレタスをのせ、さらにその上にシーザーサラダドレッシングをかけるという

なんとも斬新さと独創性あふれるメニューです。

ほかにも、濃厚なイカスミパスタや大きなサイズのゲンコツからあげ（ネギ塩竜田）、

カルボナーラなど、自慢のメニューが並びます。

自分が食べておいしいものだけを作ることにこだわり、

手軽だけどおなかが満たされる料理をぎりぎりの値段で出しているそうです。

今回は、キーマカレーピザとカルボナーラをいただきました！

キーマカレーピザは、独特な組み合わせながら、絶妙なハーモニーでとてもマッチしており

カルボナーラは卵を絡めるとさらに濃厚な味わいを楽しめます。

お客さんと作る特別メニュー

RinRin!では、多種多彩なメニューに加えて、

お客さんからのリクエストで特別料理が生まれることもあります。

たとえば、常連さんの好みに合わせたパスタや、その日の気分で作る創作おつまみ。

ライブやイベントの日は、音楽と一緒に味わえる限定メニューが登場します。

こうした柔軟な対応は、お客さんとの距離が近いRinRin!ならでは。

料理をきっかけに会話が生まれ、そこからまた新しいつながりが広がっていきます。

幅広い世代が集うにぎやかな店内

お客さんは30〜60代が中心で、男性が約2/3、女性が約1/3とやや男性多めですが、

カップルやご夫婦、仕事仲間など幅広く訪れます。

平日は仕事帰りに軽く飲みに来る人、日曜は家族でランチを楽しむ人が多く、

時間帯によって雰囲気が変わります。

カウンターでは一人でも居心地よく、

テーブル席ではゆったりとソファでくつろぎながら楽しく過ごせます。

店内にはアメリカンのインテリアも飾られ、

とてもおしゃれで落ち着く気分になります。

フレンチブルドッグをコンセプトとするだけあって、フレンチブルドッグ好きが集まることもあるのだとか。

幅広い世代が集うにぎやかな店内

ひろこさんが大切にしているのは、「笑って帰ってもらうこと」と「お腹いっぱいになってもらうこと」。

訪れた人に、日常の疲れを忘れてほしいと願っています。

お店では時折、小さな音楽イベントや季節ごとのパーティーも開催。

こうした催しは、料理を味わうだけでなく、人とのつながりを感じられる時間でもあります。

現在は不定休で休みは少なめですが、今後は週1回は休みを取り、元気に長く店を続けるつもりなのだとか。

おいしい料理と笑顔で、お客さんの日常に小さな幸せを届け続ける、それがRinRin!の変わらぬ目標です。

「あまがさき観光局のインスタみたよ！」と伝えていただくと、

「ドリンク一杯サービス(瓶ビール以外)」というありがたい提案が！！

（2025年12月31日まで）

ぜひ、お気軽に立ち寄ってみてください！

文章・写真：関西学院大学経済学部栗田研究室