阪急塚口駅「キンパと韓国惣菜 なな」~関学生が行く!尼崎の“おいしい”の裏側!~

阪急塚口駅南出口より徒歩3分、「キンパと韓国惣菜 なな」にお伺いしました。店長さんは韓国人のお母様と日本人のお父様を持つ韓日ハーフの女性で、扉を開けた瞬間にその柔らかい雰囲気のおかげで安心して取材ができました。清潔な店内は、奥のキッチンまで見渡せるオープンな空間。「キンパと韓国総菜 なな」さんの魅力に迫ります。

栄養が詰まった、女性にも優しい韓国惣菜

人気メニューは焼肉キンパ。

彩り野菜がたっぷり入っており、ひと口食べるとごま油と優しい味付けが広がります。

外はパリッと香ばしく、中はしっとりとした甘辛い牛肉が食欲をかき立てます。


「ご飯が少なめで具がしっかり入っているので、これ一つでバランスよく食べられる」と

女性のお客様からも評判なんだとか。

ボリュームがあるのに重たさを感じず、

若い女性から主婦層まで幅広い年代に愛されているメニューです。

また、韓国料理というと“辛い”というイメージがありますが、こちらのお店では素材の美味しさを引き立てるために、

優しくシンプルな味付けを大切にされています。

さらに韓国の人気飲料「봉봉(ポンポン)」などもあり、まるで韓国に旅行した気分になれるラインナップです。

イクアウトから始まる、地域に根付く韓国の味

現在はテイクアウト専門ですが、「いずれは店内でも召し上がっていただけるイートインを作りたい」と

今後の展望も話してくださいました。

生まれ育った尼崎で、地域貢献も兼ねて始めたお店。


細かいところまで丁寧に作られた韓国惣菜からは、

店長さんの優しい人柄そのままの温かさが感じられました。

仕事帰りに「今日何を食べよう…」と迷ったとき、ふらっと立ち寄りたくなる。

そんな日常に寄り添うお店です。

「家庭料理」らしい温かさと、どこか懐かしい味

店主が意識しているのは、韓国の家庭料理のような「ほっとする味」。

辛さを必要以上に強調せず、お惣菜の美味しさを引き立てるよう味付けを意識されています。

取材中にも「辛いものが苦手な人にも楽しんでほしい」と語っており、

小さなお子様や年配の方でも安心して食べられる工夫が随所に見られました。


また、キンパ以外のサイドメニューにも韓国家庭料理の魅力が詰まっています。

チヂミは、外はカリッ、中はモチッとした食感。

具材の甘みがじんわり広がり、サンショコチュジャンの香ばしさが際立つユッケ丼も人気メニューです。

偏りがちな食生活を支える“地域の台所”としての役割

一人暮らしの人や、ついファストフードに頼りがちな人にこそ来てほしいと店主は語ります。

「コンビニ弁当では栄養が偏りがち。でもここでは一本で必要な野菜もタンパク質も全部そろう」。

忙しい日常の中で“きちんと食べる”ことを優しく後押ししてくれるお店です。

取材中も主婦の方が次々と来店し、「夕飯の一品に」「子どもの塾の前の腹ごしらえに」と

様々な利用シーンが見られ、気軽に買えて栄養満点。

まさに地域に根付いた“日常の韓国料理”がここにあると感じるお店でした。

Information

キンパと韓国惣菜なな

住所:兵庫県尼崎市南塚口町2丁目15-24
営業時間: 11:00-19:00
定休日: 水曜日
TEL:06-4950-9816
アクセス:阪急塚口駅から徒歩3分
URL:https://www.instagram.com/nana_tsukaguchi?igsh=b21nYmFlbzhkbnI5

文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室

私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。

詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website

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