麺屋smile~関学生が行く!尼崎の“おいしい”の裏側!vol.30~

今回は、阪急園田駅から徒歩7分にある「麺屋Smile」さんにお邪魔してきました。駅から少し離れており、周りには飲食店はほとんどないこのお店ですが、お昼時には行列もできる人気店です。ユニークな場所で、こだわりのラーメンを振る舞う、店主さんを深堀りしてきました!

朝3時から仕込む!?こだわりの鶏白湯ラーメン!

おしゃれすぎる!?こだわりの外観

お店の定番メニューは、鶏白湯SOBA。季節によっては、鶏白湯つけSOBAも人気メニューの一つです。今回は鶏白湯つけSOBAをいただきました。

鶏白湯つけSOBA  1,000円(税込)

レモンがさっぱりアクセントになって食べやすい一品です。

なにより麺がつるつるで風味もよく絶品!

実はこの麺は店主の山田さんが毎朝3時から手打ちをしているのだそう。小麦粉は北海道の小麦粉を数種類ブレンド!実際に北海道の工場を訪ねて直談判されたんだとか。

スープにもこだわりが詰まっています!出汁のメインは鹿児島の銘柄鶏“さつま知覧どり”。醤油だれは奈良のお醤油を使っているんだとか。もちろんこちらも鹿児島と奈良まで生産者さんに直談判してきたそうです。

生産者さんを訪ねて直談判することは、店主の山田さんにとってとても大切なことだそうです。

店名「麺屋Smile」に込めた思い

2020年からはじまったコロナ禍。オープン後すぐに緊急事態宣言が発令されたんだとか。

「何もできない、どこにも行けない」という中で、「ほんのわずかな時間でもお店に来て笑顔になっていただきたい」との願いを込めて“Smile”という名前を付けられたそうです。

実際、コロナ禍でも「ちょっとの時間でもお店に来てラーメンを食べて、おいしかったと喜んで帰ってくれることが多かった」んだとか。「その姿を見ることが嬉しくて、大変だなと思ったことはない」そうです。

店主の山田さんが「ラーメンってそういう力があるんですよね」と何度もおっしゃっていたのが印象的でした。

看板にもくすっと笑える仕掛けがたくさん

ラーメン屋を始めるまで

店主の山田さんは中学を卒業後建築関係の仕事に就いていました。

それから20年ほどが経った35歳のころ、通っていたラーメン屋に弟子入りし、初めて飲食の仕事に就いたんだそうです。アルバイトの経験もなかった山田さんは、麺の打ち方、スープの作り方、接客の仕方と、初めてのことを必死に学んでいきました。

建築関係の仕事が長かった山田さん。お店の内装はお手の物です。

カウンターからテーブルまで木がふんだんに使われた内装は、「かわいい!」「おしゃれ!」と女性に大人気なんだとか。女性ばかりで席が埋まることもあるそうです。

カウンターにもこだわりが。「お客さんにたった数分の食事でも楽しんで帰ってもらいたい」という思いから、お客さんとの距離が近くなるように設計されているんだとか。

しゃべらずにはいられない!カウンター席
ジーンズから作ったおしゃれな椅子

山田さんは、「ラーメンに対して、本当にあつくて、頑固でまじめな人」(奥様談)!

こだわりの強い店主が作る究極の鶏白湯ラーメンを、ぜひ皆さんも食べてみてください!お店に行かれた時はぜひカウンター席に座ってご主人やスタッフの方と話してみてください。

インタビューさせていただいた店主の山田さん


Information

麺屋smile

住所 :尼崎市東園田町4丁目9-1
営業時間:11:00~14:30(L.O.14:30)、(月・水・土)18:30~21:00(L.O.21:00)※火・木・日は夜営業なし
定休日:金曜
TEL:06-4400-3718
アクセス:阪急「園田」駅より徒歩7分

文章・写真:関西学院大学経済学部栗田研究室

私たち関西学院大学経済学部栗田研究室は「これまで尼崎を支えてきた地元のお店や人々の魅力を伝えるとともに、未だ『苦い』印象をもたれることのある尼崎のイメージを今まで以上に親しみやすく、『甘い』ものへと変えていく」という想いでこの「甘尼」の活動を行っています。

詳しい活動紹介はホームページから→https://kurikuriresearch.wixsite.com/website

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